下総(千葉県)

下総の参拝神社へのリンク
・香取神宮(香取市 )


・香取神宮
・旧社格:官弊大社・名神大
・下総国一宮
・参拝日:2016年5月1日
香取神宮は日本全国に約400社ある香取神社の総本社です。延喜式によると、江戸時代以前から「神宮」と称されていたのは伊勢神宮・鹿島神宮・香取神宮の三社だけで、その創建は神武天皇十八年(紀元前643)と伝えられています。茨城県鹿嶋市の鹿島神宮、茨城県神栖市の息栖神社とともに東国三社の一社で、また宮中の四方拝で遥拝される一社です。利根川下流右岸の「亀甲山(かめがせやま)」に鎮座し、御祭神は日本神話で大国主の国譲りの際に活躍する経津主神(フツヌシ)です。御祭神は伊波比主神/斎主神(イワイヌシノカミ)、斎之大人(イハヒノウシ)とも呼ばれます。古くは朝廷から蝦夷に対する平定神として、また藤原氏から氏神の一社として崇敬されました。中世からは歴代の武家政権からは武神として崇敬され、現在も武道分野からの信仰が篤い神社です。


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香取神宮の社号標と鳥居です。鳥居からは緑豊かな参道が続きます。


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参道の鳥居と総門です。総門は鮮やかな朱色です。


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国重文の楼門です。本殿・拝殿・楼門などの主な建物は、徳川5代将軍の綱吉公が造営したものです。


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境内の様子です。社殿は巨木に守られているようです。


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拝殿です。黒を基調とした重厚華麗な社殿で、2014年の式年大祭「式年神幸祭」に合わせて大改修され、美しく蘇りました。


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拝殿は鮮やかに彩色されています。


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本殿・幣殿・拝殿が連なる権現造の社殿です。同形式では最大級の規模です。


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左は樹齢1,000年の御神木の大杉です。右は社殿を囲む巨木です。左手前の松は大正天皇御手植松です。


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本殿後方からの眺めです。均整のとれた社殿です。


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拝殿左手の三本杉です。源頼義の祈願により三又に分かれたといわれる大杉で、真中の杉が空洞になっています。右は本殿左後方にある匝瑳神社(そうさじんじゃ)です。ご祭神は磐筒男神(いわつつおのかみ)、磐筒女神(いわつつめのかみ)で、経津主大神の父母神が祀られています。


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社殿を過ぎてさらに参道を進むと要石が有ります。地中の大鯰をおさえ、地震を防ぐと伝えられる霊石です。鹿島神宮の要石と同様、地上に出ている部分は直径30cmほどですが、地下は巨大だそうです。香取神宮の要石は凸形で、鹿島神宮の要石は凹形で、地中でつながっているとも言われています。香取の要石は大ナマズの尾、鹿島の要石は頭を押さえているとされます。


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香取神宮奥宮です。御祭神は経津主大神の荒魂です。社殿は伊勢神宮式年遷宮の古材を使用たものだそうです。


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シンプルな御朱印です。香取神宮は非常に均整のとれた神社と感じました。一方鹿島神宮は荒々しさが際立った神社と感じました。

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