越後(新潟県)

越後の参拝神社へのリンク
・彌彦神社(弥彦村)
・居多神社(上越市)
・天津神社(糸魚川市)
・能生白山神社(糸魚川市)
・春日山神社(上越市)
・八坂神社(上越市)
・金刀比羅神社(新潟市)
・白山神社(新潟市)
・新潟県護国神社(新潟市)
・新潟大神宮(新潟市)
・湊稲荷神社(新潟市)


彌彦神社
・旧社格:国幣中社・名神大
・越後一宮
・参拝日:2015年9月21日
越後平野の中央にそびえ立つ弥彦山の麓に鎮まる彌彦神社は、古くから「おやひこさま」と呼ばれ、広く親しまれている越後一宮です。御祭神は天香山命「あめのかごやまのみこと」で、神武天皇の命を受け住民に海水から塩をつくる技術、漁、稲作など農耕術などの基礎を教えられました。神社の社殿は、明治の大火で炎上し、大正5年に再築されました。今年(2015年)は大正の御再建・御遷座から数えて100年となります。参拝当日は敬老の日でしたが、非常の多くの参拝者が訪れていました。


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参道は駐車場待ちの自動車で溢れていました。少し離れた駐車場に止めて彌彦神社に向かいました。駐車場直ぐの鳥居と木々に囲まれた参道です。


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一の鳥居と社号標です。


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一の鳥居を過ぎて直ぐの玉の橋です。半円形の橋で、“神様の渡る神聖な橋”として建造され、人は渡ることはできません。右は二の鳥居です。


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随神門です。随神門から拝殿が望めます。


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随神門前の狛犬です。独特の造形です。


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拝殿正面です。均整のとれた大きな拝殿です。


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拝殿内部の様子です。多くの提灯が並んでいます。


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社殿後方に弥彦山です。霊峰ですが多くのアンテナが立っています。神様はそんなことは気にされないのでしょうか。


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左側からの社殿です。


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境内にある「火の玉石」です。いわゆる重軽石です。


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奥宮参拝を終え、再び訪れた拝殿です。明かりが灯り、落ち着いた雰囲気になっていました。


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参拝の帰り道、夕焼けで弥彦山が浮かび上がりました。幻想的な風景でした。


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夕景を背景とした大鳥居です。昭和57年に上越新幹線開通を記念して建てられました。高さ30mで、額は畳12枚とのことです。


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整った御朱印です。


御神廟(奥宮)
弥彦山頂に、彌彦神社の祭神「天香山命」と妃神「熟穂屋姫命(うましほやひめのみこと)」のお二人で祀られている御神廟があります。ロープウェイで登ります。


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参拝当日の弥彦山ロープウェイは大混雑で、上りで30分、下りで1時間程待ちました。ロープウェイから見る越後平野です。中央下部の山がぽっかりと切り開かれているところが彌彦神社です。


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御神廟への参道から佐渡島が見えます。水平線上に霞んでいます。


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参道は階段が続きます。途中には多くのテレビ塔が建っています。


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山頂の御神廟の鳥居です。社務所は閉まっていました。お土産屋さんに聞いたところ、15時頃には閉まるそうです。


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鳥居の奥にある御神廟です。


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社務所と反対側にある鳥居です。「天香語山命」の額が挙がっています。背後にテレビ塔が重なります。


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背後のテレビ塔を外してみました。


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御神廟から望む風景です。越後平野が一望でき、信濃川が見えます。また日本海の水平線上に佐渡島が見えます。


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山頂の社務所が閉まっていたため、念のため彌彦神社の社務所で尋ねたところ書き置きがありました。



居多神社
・旧社格:県社・式内社
・越後一宮
・参拝日:2015年9月19日
上越市の居多(こた)神社は、越後一宮として、越後国司や守護上杉家、上杉謙信の厚い保護を受けました。1207年に親鸞聖人が越後国府に配流となり、居多ケ浜に上陸すると居多神社にまず参拝したと伝えられています。御祭神は、大国主命(おおくにぬしのみこと)・奴奈川姫(ぬながわひめ)・建御名方命(たけみなかたのみこと)です。昔は居を「け」と読んでいたようで、居多は「けた」となり、日本海沿岸に分布する気多神社の一社とも言われています。


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左は居多神社の境内入口の社号標です。右は石段上の二の鳥居で、奥に社殿です。


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社殿全景です。森の中のポッカリと空いた空間に、社殿があるようです。社殿は2008年に造営された新しい建物で、出雲大社の雰囲気です。


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社殿右側からの様子です。奥に本殿です。


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社殿には「居多大明神」の額が挙がっています。


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左は摂社の雁田神社です。右は境内に立つ親鸞聖人の像です。


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左は境内にある御祭神像です。右は大国主命の沼河姫命への妻問の歌石碑です。


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勢いのある墨書です。



天津神社
・旧社格:県社・式内社
・(越後一宮)
・参拝日:2015年9月19日
糸魚川市の天津神社は、越後国の一宮と称されていますが、全国一宮会では一宮神社に含まれていません。天津神社の御祭神は、天津彦々火瓊々杵尊(あまつひこひこほににぎのみこと)、天児屋根命(あめのこやねのみこと)、太玉命(ふとだまのみこと)です。西暦130年頃の景行天皇の時代に創建されたといわれる歴史のある神社で、この地域の産土神として崇敬されました。境内社の奴奈川(ぬながわ)神社に祀られる奴奈川姫は、糸魚川市周辺の豪族の王妃で、大国主命が出雲から求婚に訪れたとされており、諏訪大社の祭神である建御名方命の母として知られています。


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参道の石橋と鳥居です。静かな雰囲気です。


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駐車場から見た境内です。手前に拝殿、奥に「楽屋」と「石舞台」、「衣紋所」です。


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拝殿正面です。1662年建築の大きな入母屋屋根の建物で、威厳を感じます。


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拝殿の背後に本殿が見えます。1782年に拝殿から尚弊殿が増築されています。


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天津神社の本殿です。大きな狛犬が目を惹きます。


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本殿と並んで建つ奴奈川神社です。


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左は拝殿に挙げられtら扁額です。右は末社の子聖社です。足腰など下半身の病に霊験があると言われています。


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境内の様子です。中央に拝殿、背後に本殿、右に子聖社、左に神倉です。


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能生白山神社
・旧社格:郷社・式内社(論社)
・参拝日:2015年9月19日
糸魚川市能生の白山神社本殿は1515年頃の建立で、室町時代の特徴を残すことから国の重要文化財に指定されています。奴奈川姫命、伊佐奈岐命、大己貴命(大国主神)を祀っており、 白山神社の周辺地域には奴奈川姫命に関する伝承・民話・行事等が数多く残されています。


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能生白山神社の境内です。拝殿は切り妻造り、茅葺屋根の独特の佇まいです。1755年の建立です。社殿の背後にお椀を伏せたような尾山があります。


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拝殿正面です。


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三間社流造杮葺の本殿です。国指定の需要文化財です。


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拝殿の茅葺屋根の葺き替えを行っていました。右は境内にある秋葉神社です。


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書き置きの最後の一枚でした。



春日山神社
・旧社格:県社
・参拝日:2015年9月19日
山形県米沢市の上杉神社より分霊され、上杉謙信公を祭神に祀った神社です。 明治34(1901)年に、小川澄晴によって創建されました。謙信が住んでいた春日山城跡にあります。


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左は駐車場から境内に登る急な階段です。右は階段を登り切ったところにある鳥居と社号標です。


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拝殿正面です。


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拝殿の様子です。右は拝殿内に据えられた謙信公のレリーフです。


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本殿です。


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春日山神社境内を出て左側に進むと、謙信公の銅像と春日山城址があります。大きな山城跡です。


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義の一字が謙信公を祭る神社らしいです。



八坂神社
・旧社格:郷社・式内社
・参拝日:2015年9月19日
直江津の八坂神社は、その昔は「今町祇園社」と呼ばれていました。京都の八坂神社の流れをくみ、元禄2年(1689年)に諏訪社を、文化年中(1803年ころ)に日吉社を合祀し、昭和3年(1928年)に八坂神社と称しました。御祭神は建御名方命(諏訪)、須佐男命(八坂)、大山咋命(日吉)を祀ります。


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鳥居の額には「三柱神社」とあり、八坂・諏訪・日吉を祀っています。


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拝殿正面です。立派な彫刻で飾られています。


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本殿です。


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左は境内社の松尾神社です。酒造りの神様で、徳利が据えられています。右は神馬社ですが、猿が馬を引いています。


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直江津港鎮座の朱印が押されています。



金刀比羅神社(西厩島町)
・参拝日:2015年9月21日
金刀比羅神社(西厩島町)は、新潟市のこんぴら通りの入口にある神社です。当社は、香川県象頭山鎮座の金刀比羅宮の御分霊を奉祀したお社です。御祭神は大物主大神、船玉大神です。社殿の建築様式は珍しい土蔵造りです。


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こんぴら通に面した鳥居です。


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社殿正面です。


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左は拝殿の様子です。金殿の扁額が挙がっています。右は社殿前の狛犬です。ずいぶん風化が進んでいます。


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左は境内にある陰陽石です。右はこんぴら通りの案内板です。


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白山神社
・旧社格:県社・式内社論社
・新潟総鎮守
・参拝日:2015年9月21日
新潟市の中心部に位置し新潟の総鎮守として千有余年の歴史のある神社です。主祭神は菊理媛大神(くくりひめのおおかみ)、伊邪那岐大神、伊邪那美大神で、加賀国の白山比咩神社を勧請しました。縁結びの御利益のある神社として多くの参拝者でにぎわっています。


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朱色の一ノ鳥居と石造りの二ノ鳥居です。


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立派な随神門です。


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拝殿正面です。


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拝殿内部の様子です。


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境内の様子です。手前の鳥居は拝殿後方の境内社への入口です。


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彩色された本殿です。


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境内社の鳥居を潜りトンネルを抜けると、松尾神社、黄龍神社です。


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左は蛇松(じゃまつ)明神社です。“金運アップ”のパワースポットだそうです。右は稲荷御蔵(みしねのみくら)です。


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随神門の外、駐車場近くにある住吉殿です。


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新潟総鎮守の朱印です。



新潟県護国神社
・参拝日:2015年9月21日
新潟市の中心地にある護国神社です。平成7年の「御鎮座50周年」に県民の浄財により、大拝殿の新築や鳥居、社務所、境内の改修が行われました。


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鳥居から拝殿です。


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社殿全景です。


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境内で、高校生の弓道大会が行われていました。


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神楽殿で何か催しが行われていました。


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新潟大神宮
・参拝日:2015年9月21日
新潟市中心部の住宅地にある新潟大神宮は、皇大神宮の御文霊を祀っています。明治13年の新潟大火で建物は消失しましたが、明治17年に現在の社殿が再建されました。


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住宅街の中に長い参道が続きます。


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社殿正面です。


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参道脇に坂口安吾の生誕碑がありました。


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湊稲荷神社
・願懸け高麗犬
・参拝日:2015年9月21日
新潟市に鎮座する湊稲荷神社は、狛犬を廻して願掛けをする「願懸の高麗犬」があることで知られています。昔、遊女が港から船乗りが出て行かないよう、高麗犬の向きを変え、荒天祈願をしたのが始まりだそうです。男性は向かって右の高麗犬を、女性は左の高麗犬を回して祈願します。回る狛犬は日本でもここにしかないそうです。御祭神は倉稲魂神、大己貴神、大宮能売神、保食神、太田神です。


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湊稲荷神社の鳥居です。3本の鳥居が重なるように並んでいます。


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拝殿正面です。独特の形です。


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新潟市指定第一号有形民俗文化財・願掛け高麗犬の先代です。拝殿の両脇に治められていました。嘉永7年(1854年)に奉納されたそうとそうですが、回されすぎて損傷が激しく、保存されたそうです。


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現役の願掛け高麗犬です。平成7年建立です。


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本殿です。社殿は朱く塗装されていたようです。


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稲荷神社ですので、狐もいます。にこやかな顔です。前足が麻ひもで縛られていますが、これも願掛けだそうで、願い事を書いた紙を挟んだ麻ひもでお狐の前足を縛り、願いが成就したらハサミで切るそうです。面白い風習です。


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願懸け高麗犬の朱印が押されています。

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