筑前の参拝神社へのリンク
・箱崎宮（福岡市）
・住吉神社（福岡市）
・宗像大社（宗像市）
辺津宮（宗像市田島）
中津宮（宗像市大島）
沖津宮遙拝所（宗像市大島）
御嶽宮（宗像市大島）
・宮地嶽神社（福津市）
・志賀海神社（福岡市）
・香椎宮（福岡市）
・櫛田神社（福岡市）
・宗像大社
・旧社格：官弊大社・名神大
・七千余ある宗像神社、厳島神社、および宗像三女神を祀る神社の総本社
・参拝日：2017年4月29日
宗像大社は沖ノ島の沖津宮（おきつぐう）、筑前大島の中津宮（なかつぐう）、宗像市田島の辺津宮（へつぐう）の三社の総称です。御祭神は宗像三女神で、天照大神と素戔嗚尊の誓約（うけい）の際、天照大神が素戔嗚の剣を噛み砕きその息から生まれました。沖津宮には田心姫神（たごりひめのかみ）、中津宮 には湍津姫神（たぎつひめのかみ）、辺津宮には市杵島姫神（いちきしまひめのかみ）が祀られています。古くから海上・交通安全の神として信仰されてきましたが、現在では海上に限らず、道主貴（みちぬしのむち）の名のもとにあらゆる道、陸上・交通安全の神として信仰を集めています。2017年5月5日に『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」について、国際記念物遺跡会議（イコモス）が世界文化遺産に条件付きで登録するよう勧告しました。7月に正式決定の予定です。
・宗像大社辺津宮
・所在地：宗像市田島2331
・TEL：0940-62-1311
左は宗像大社の社号標と鳥居です。右は太鼓橋から望む神門です。
左は手水舎です。水が湧き出しており、柄杓がありません。右は太鼓橋が架かる神地です。
神門です。狛犬が独特の表情です。
拝殿です。
拝殿内部です。神勅の額が挙げられています。
御本殿です。天正6年（1578年）の再建です。
神紋となったご神木の楢（なら）です。
御本殿後方からの眺めです。
御本殿の周りを22の社殿に121の末社が取り囲んでいます。
社殿全景です。均整のとれた美しい社殿です。拝殿、御本殿とも国指定重文です。
高宮祭場への参道です。深い緑の中を進みます。
参道途中に御神木「相生の樫」と第二宮（沖津宮）、第三宮（中津宮）がありますが、社殿の修理中でした。
高宮祭場です。古代の神籬(ひもろぎ）祭場で、宗像大神御降臨の地と伝えられています。神聖な雰囲気に満ちています。
神聖な空気に圧倒されました。
辺津宮で購入しました。シンプルですが綺麗な御朱印帳です。
堂々とした墨書です。御朱印帳には神勅も書いてありました。
・宗像大社中津宮
・所在地：宗像市大島1811
・TEL：0940-72-2007
神湊港よりフェリーで大島に向かいます。25分ほどの船旅です。右は前方に見えてくる大島です。
フェリーターミナルから見える御嶽山です。海辺に中津宮の鳥居が見えます。
フェリーターミナルで電動自転車を借りて（500円/回）中津宮に向かいました。最後の1台を借りられてラッキーでした。フェリーターミナルから直ぐに中津宮に着きます。中津宮の鳥居と参道です。自転車は横の車道を通って社殿後方から境内に入れました。
神門と拝殿です。
拝殿正面です。朱色の灯籠が印象的です。
御本殿です。永禄9年(1566年に）再建されました。質素な雰囲気です。
御本殿の鰹木が丸と四角で変わっています。右は神門に飾られた吊り灯籠です。鳳凰の飾りでしょうか。
社殿全景です。手前に御神木の大銀杏です。
社務所横から、石畳を下ると尼ノ眞名井があります。延命招福の霊泉です。
境内から神門を眺めたところです。砂が綺麗に掃き清められていました。
・宗像大社沖津宮遙拝所
・所在地：宗像市大島1293
・TEL：0940-72-2007
電動自転車で島の北側にある沖津宮遙拝所に向かいます。10分ほどですが山越えになるので、電動でないと厳しいです。左は渡船ターミナル、右は風車展望所で眺めは素晴らしいです。
海岸に建つ沖津宮遙拝所です。沖津宮（沖ノ島）への参拝は年に1日のみ（5月27日）で、さらに女人禁制のため、沖津宮を参拝するために建てられたそうです。
遙拝所正面です。扉は閉まっていました。
左は遙拝所横から、沖ノ島方向を望んだところです。天気は良かったのですが、残念ながら沖ノ島は見えていないと思います。右は遙拝所脇の海岸です。透明度の高さに驚きました。
沖津宮遙拝所の御朱印は中津宮で頂きます。
・御嶽宮
・所在地：宗像市大島
電動自転車の力で大島の最高峰である御嶽山（標高224m）展望台に行ってみました。いかに電動でもフラフラになりました。その甲斐あって素晴らしい眺めです。御嶽山の山頂に御嶽宮が鎮座しています。
御嶽山展望台の横にある、御嶽宮の鳥居です。御嶽宮は中津宮の摂社で湍津姫神の荒魂を祀ります。
階段上に拝殿です。
御本殿です。
賽銭箱の神紋です。宗像大社と同じでした。御嶽宮の御朱印は頂いていません。
・宮地嶽神社
・旧社格：県社
・宮地嶽神社の総本社
・住所：福津市宮司元町7-1
・TEL：0940-52-0016
・参拝日：2017年4月30日
宮地嶽神社の創建は約1600年前にさかのぼるとされ、息長足比売命（神功皇后）が、三韓征伐の前にこの地に滞在し、宮地岳の頂に祭壇を設け祈願して船出したのが始まりといわれています。主祭神は神功皇后で、勝村大神・勝頼大神を配祀します。開運商売繁昌の神社として知られています。神社正面の石段から宮地浜まで至る西向きの参道は、約800mに渡る直線道路となっており、年に二期（2月下旬および10月下旬）、この参道の延長線上に夕日が沈み、「光の道」呼ばれています。嵐のJALのCMで有名になりました。
真っ直ぐに海に繋がる参道です。夕陽が沈むのを見てみたくなります。右は参道側から石段を見上げたところです。朝の参拝で朝日が入りました。
鳥居越しに宮地岳を望みます。
楼門です。
広い境内です。
拝殿正面です。直径2.6メートル、長さ11メートル、重さ3トンの大注連縄は日本一で、出雲大社より大きいそうです。
左は大注連縄を横から見たところです。太さが良く判ります。右は拝殿内の様子です。
御本殿です。金色の屋根が眩しいです。
御本殿後方からの眺めです。堂々とした本殿です。
左は本殿左側にある御神水です。右は奥之宮入口にある須賀神社です。
左は奥之宮の鳥居です。奥之宮へは境内から徒歩5分程です。右は奥之宮に到着したところです。
左が一番の七福神社、右が二番の稲荷神社です。
三番不動神社の鳥居と手水舎です。
左は不動神社正面です。右は四番万地蔵尊です。
左は五番恋の宮です。右は恋の宮横に奉納されたモニュメントです。神社はおおらかです。
六番三宝神社です。
左は七番水神社、右は薬師神社です。
奥之宮八社めぐりのスタンプです。「一社一社をお参りすれば大願がかなう」と言われています。
参道脇にある元御本殿跡です。
奥之宮では稲荷神社のみ御朱印を頂きました。他社にあるかどうかは判りませんでした。
・志賀海神社
・旧社格：官幣小社・名神大
・綿津見神社、海神社の総本社
・住所：福岡市東区志賀島877
・TEL：092-603-6501
・参拝日：2017年4月30日
志賀海神社は海の中道を渡った志賀島に鎮座しています。御祭神は「綿津見三神（わたつみさんしん）」と総称される、仲津綿津見神（なかつわたつみのかみ）、底津綿津見神（そこつわたつみのかみ）、表津綿津見神（うはつわたつみのかみ）です。志賀島は古代氏族の阿曇氏（安曇氏）ゆかり地として知られており、「漢倭那国王」の金印が発見されたことでも有名です。上の写真は境内から望む海の中道のパノラマです。
左は社号標と鳥居です。右は木々に囲まれた神門です。
参道から見える海の中道です。対岸のドームが見えています。
神門です。右は境内側からの眺めです。立派な神門です。
階段上に拝殿です。
社殿全景です。
御本殿後方からの社殿です。立派な御本殿です。
境内にある遙拝所です。パノラマ写真はここで撮りました。遙拝所の下には亀石が祀られています。神功皇后による三韓征伐の際、阿曇磯良が亀に乗って皇后らの前に現れたという伝承に因んで後世奉納された霊石です。
左は社殿の後方の境内社です。右は摂社の今宮神社です。
左は境内の鹿角堂（ろっかくどう）です。1万本以上ともいわれる多くの鹿の角が奉納されています。右は参道にある山之神社です。
社務所にて金印のレプリカを見つけ購入しました。大きさも重さもほぼ実物通りだそうです。
・香椎宮
・旧社格：官幣大社
・住所：福岡市東区香椎4-16-1
・TEL：092-681-1001
・参拝日：2017年4月30日
香椎宮の御祭神は、応神天皇の両親の、仲哀天皇と神功皇后が祀られています。古代には霊廟として、「香椎廟（かしいびょう）」や「樫日廟」などと称されていましたが、平安時代以降、神社化したそうです。皇室との関係から、勅祭社として10年に一度天皇からの勅使の参向を受ける神社です。本殿は江戸時代後期の再建時のもので、「香椎造（かしいづくり）」と称される独特の構造であり国の重要文化財に指定されています。
二の鳥居と楼門です。
左は境内から見る楼門です。重厚な建物です。右は楼門を潜ったところです。正面階段上に御神木の「綾杉」が見えます。
参道階段下の狛犬です。頭が小さく独特の雰囲気です。
正面に「綾杉」左階段上に中門です。綾杉の名は、杉の葉が交互に生える様を綾に例えたとのことで、神功皇后が三韓征伐から帰国した際、剣・鉾・杖の三種宝を埋め、鎧の袖に挿していた杉枝を植えたものといわれています。
中門です。
中門から望む綾杉です。S字のように伸びた幹が印象的です。
中門を潜ると直ぐに拝殿です。朱色が綺麗です。
拝殿、弊殿、御本殿の並びです。
向かって右からの御本殿です。複雑な屋根の「香椎造」です。
左側からの御本殿です。
左は御本殿左側に鎮座する武内神社です。武内宿禰を祀ります。右は御本殿右側の巻尾神社です。
末社の鶏石神社です。鶏を祀る神社は珍しいそうで、狛犬が鶏になっています。鶏は夜鳴かないということで子どもの夜泣きにご利益があるとのこと。
御本殿から北東に進むと、住宅街の中に仲哀天皇の営んだ仮宮「橿日宮」の伝承地で、仲哀天皇の廟跡と伝えられる「古宮」があります。玉垣内には、仲哀天皇の棺を掛けたという神木「香椎」が立っています。
さらに住宅街を進むと「不老水」があります。不老水の泉名は、武内宿禰がこの泉の水を飲んで300歳以上の長寿を保ったことによります。昭和60年（1985年）には名水百選に選定されました。しっかり飲んできました。
鶏石神社の朱印も押されています。
・筥崎宮
・旧社格：官幣大社・名神大
・筑前国一宮
・住所：福岡市東区箱崎一丁目22-1
・TEL：092-641-7431
・参拝日：2017年4月30日
筥崎は筥崎八幡宮（はこざきはちまんぐう）とも呼ばれ、大分県宇佐市の宇佐神宮、京都府八幡市の石清水八幡宮とともに三大八幡宮の一つです。延喜21年（921年）に八幡神の託宣があり、応神天皇・神功皇后・玉依姫命を祭神として筑前国穂波郡の大分宮を玄界灘に面した土地に移したのが始まりとされています。延長元年（923年）に現在地に遷座しました。元寇の際に亀山上皇が「敵国降伏」を祈願し、神門に「敵国降伏」の扁額が掲げられました。以来、海上交通・海外防護の神として信仰されています。
博多湾から筥崎宮まで真っ直ぐな参道が続きます。右は一ノ鳥居です。黒田長政により慶長14年（1609年）に建立されました。独特の形で、筥崎鳥居と言われます。
楼門です。小早川隆景により文禄3年（1594年）に建立されました。国指定重文です。
楼門で参拝します。楼門には「敵國降伏」の額が揚がっています。楼門の右手に御神木の「筥松」があります。
御神木の「筥松」です。神功皇后が応神天皇を出産した際、胞衣（えな）を箱に入れてこの地に納め、印として植えられたのがこの「筥松」と言われています。「筥崎（箱崎）」の名称はこの胞衣を納めた箱に由来するといわれています。
楼門から望む拝殿と御本殿です。いずれも国指定重文です。
左は楼門側から、右は御本殿側から見た社殿です。均整のとれた社殿です。
左は西末社、右は東末社です。東末社の狛犬は独特の形です。
参道にある「湧出石」です。古くは地面から露出した部分で天変地異を占ったそうです。今はこの石を撫でると「運が湧く」といわれ、パワースポットとなっています。
左は「お潮井」です。お祓いの砂とのことで、少し頂いて帰りました。右は銭洗御神水です。お金をてぼ（竹かご）に入れて洗い、そのお金を使うと福を授かるそうです。
・住吉神社
・旧社格：官幣小社・名神大
・筑前国一宮
・住所：福岡市博多区住吉3-1-51
・TEL：092-291-2670
・参拝日：2017年4月30日
現在は福岡市の中心地ですが、昔の地形は博多湾に臨む那珂川河口の岬だったそうです。御祭神は底筒男神・中筒男神・表筒男神の住吉三神で、開運除災・航海安全・船舶守護の神として崇拝されてきました。全国に約2000社ある住吉神社の始源とも考えられている古社です。黒田長政により再建された本殿は国指定重要文化財です。また住吉大神は相撲の神様としてとても有名で、九州場所の前には横綱が土俵入りを行います。
左は鳥居と神門です。右は神門から望む拝殿です。
拝殿正面です。都会の真ん中とは思えない森の中です。
拝殿から瑞垣です。緑に朱色が映えます。
御本殿です。屋根しか見えませんが住吉造です。御本殿の手前に「一夜松」です。
左は一夜松のアップです。一夜松は永享の時代に、社殿にさしかかった松が造営の邪魔になるので切ろうとしたところ、一夜のうちにまっすぐになったという伝説が残っています。右は白髭稲荷神社、荒熊稲荷神社です。
左は本殿左手の摂末社です。右はパワースポットの志賀神社の福分小判です。福分小判とは、宝くじに高額当選した参拝者が幸福を分かち合いたいと、2016年に金の小判を奉納したものだそうです。
境内に祀られていた不思議な祠です。
左は境内にあった、よか鯛みくじです。大漁のイメージです。右は参道に祀られている少彦名神社です。
摂社の三日恵比須神社です。恵比須神像があり撫でることが出来ます。
境内には古代力士像が据えられ、立派な土俵もありました。さすが相撲の神様です。
・櫛田神社
・旧社格：県社
・博多総鎮守
・博多祇園山笠や博多おくんちなどの祭事
・住所：福岡市博多区上川端町1-41
・TEL：092-291-2670
・参拝日：2017年5月4日
博多祇園山笠が奉納される博多の総鎮守です。御祭神は大幡主命（櫛田宮）・天照皇大神（大神宮）・素戔鳴尊（祇園宮）の三神です。社伝では、天平宝字元年（757年）、伊勢松阪にあった櫛田神社を勧請したのが始まりとされています。参拝当日は博多どんたくの日で、境内にもステージが設定され、大勢の観光客で賑わっていました。
櫛田神社の鳥居と楼門です。
左は楼門の境内側からの様子です。右は神門です。
境内に飾られた博多山笠の飾り山です。
拝殿正面です。拝殿の軒には雷神（左）と、風神（右）が飾られています。
左は拝殿内の様子です。右は拝殿前にある「霊泉鶴の井戸」です。本殿地下から湧き出る霊泉で不老長寿のいのち水として信仰されています。
御本殿です。
左は本殿後方の末社です。右は展示されていた神輿です。
左は注連縄稲荷神社です。右は曰くありげな石を祀った石堂宮です。
左は御神木の「稲田の銀杏」です。樹齢1000年を超えるそうです。右は「夫婦銀杏」です。
左は境内に奉納されている博多山笠姿の小便小僧です。右は力石です。
左は南神門です。右は脇門です。
左は恵比須神社です。右は博多どんたくの境内ステージの様子です。
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