常陸(茨城県)

常陸の参拝神社へのリンク
・大洗磯前神社(大洗町)
・酒列磯前神社(ひたちなか市)
・鹿島神宮(鹿嶋市)
・息栖神社(神栖市)


・大洗磯前神社
・旧社格:国弊中社、名神大
・参拝日:2016年5月1日
斉衡3年(856年)に常陸国鹿島郡の大洗磯前に大己貴命(おおなむちのみこと)・小彦名命(すくなひこなのみこと)の2柱が降臨され、大己貴命(大奈母知)が大洗に、少彦名命(少比古奈命)が酒列に祀られ、両社の創建となったと伝えられています。県指定文化財の本殿をはじめ関東一の大鳥居が知られ,古くから家内安全,海上交通の守り神として信仰を集めてきました。那珂川対岸のひたちなか市にある酒列磯前神社と2社で1つの信仰を形成しています。


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御祭神の降臨地される神磯の鳥居と朝日です。この朝日を撮りたくて車中泊し、神磯に向かいました。曇空で心配しましたが、雲間から朝日が顔を出してくれました。右上は朝日が初めて顔を出したところです。左は砕けた波が朝日に染まっています。


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左は境内に向かう二の鳥居です。大きな鳥居です。右は境内から太平洋を望んだところです。


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随神門です。狛犬は陶器製です。


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拝殿正面です。朝日に照らされ輝いています。


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拝殿内の扁額と拝殿前にあるカエルの置物です。神社に関係があるのでしょうか。


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本殿です。一間社流造の茅葺で、県指定の文化財です。独特の姿です。


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左は八重桜と本殿の茅葺き屋根です。右は朝日を浴び始めた本殿です。


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朝日を浴びる社殿です。当社は戦乱により荒廃しましたが、水戸藩2代藩主・徳川光圀により造営されたそうです。大洗磯前神社は朝日がよく似合います。


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左は本殿右側にある末社の大神宮、静神社、水天宮、右は本殿左側にある末社の大杉神社、水神社、八幡宮です。


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立派な墨書です。朝一番で御朱印をお願いしたためか、日付を四月に間違えてしまったそうです。御朱印代は受け取られませんでしたので、賽銭箱に入れさせてもらいました。思い出深い神社でした。



・酒列磯前神社
・旧社格:国弊中社、名神大
・参拝日:2016年5月1日
ひたちなか市にある酒列(さかつら)磯前神社です。少彦名命(少比古奈命)を祀り、大己貴命(大奈母知)を祀る大洗磯前神社と対をなす神社です。


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酒列磯前神社のすぐ近くにひたち海浜公園があり、ネモフィラが見頃との情報で、有名な青い丘を見に行ってきました。多くの来場者で駐車場は開園すぐに一杯になったようですが、素晴らしい景観でした。


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参道は鬱蒼とした木々に包まれています。この木々は、海洋による温暖な気候により生育が促された暖帯性樹叢の一つと位置付けられ、「酒列磯前神社の樹叢」として県指定の天然記念物となっています。樹齢300年以上のオオバイボタ、スダジイ、ヒサカキなどの常緑広葉樹が生育しているそうです。右は参道途中で合流する
北側からの参道です。青い空と海が望めます。


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左は二の鳥居と境内です。右は境内にある海亀の石像です。宝くじに御利益があるそうです。


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拝殿正面です。


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左は拝殿に挙げられた扁額です。右は境内の樹叢です。こちらも独特の姿をしています。


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本殿です。


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本殿後方からの社殿全景です。落ち着いた雰囲気の神社です。


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書き置きの御朱印でした。参拝日が入っていないのが残念です。



・鹿島神宮
・旧社格:官弊大社、名神大
・常陸国 一宮
・鹿島神社総本社
・参拝日:2016年5月1日
鹿島神宮は、神武天皇元年(紀元前660年)の創建と伝えられています。近代まで「神宮」と呼ばれていたのは、伊勢神宮、香取神宮そして鹿島神宮の三社のみでした。日本全国に約600社ある鹿島神社の総本社です。旅立つ際に道中の無事を鹿島神宮で祈願する「鹿島立ち」の文化も育まれました。御祭神は武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ)で、武の神として古くから皇室や藤原氏の崇敬を受けてきました。その後、武士たちからも厚い信仰を得て武術も盛んになりました。武術家も多く、生涯無敗を誇ったとされる塚原卜伝が有名です。千葉県香取市の香取神宮、茨城県神栖市の息栖神社とともに東国三社と呼ばれています。また、宮中の四方拝で遥拝される一社です。是非参拝したかった神社の一社です。


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参道にあった鹿島神宮の祭典と行事の看板です。参拝当日は車が渋滞していて参拝者の多さに驚きましたが、「御田植祭」の日でした。車を止めて参道を進むと大鳥居が見えてきます。


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大鳥居と社号標です。


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大鳥居を潜り参道を進むと国重文の楼門です。日本の三大楼門の一つに数えられています。


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楼門の境内側には御祭神に因んだ稲妻の鏡が祀られています。


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鹿島神宮の社殿は、参道の正面ではなく向かって右手に横を向く形で配置されています。北方の「蝦夷」に対する防衛のため、社殿は北向きとのことです。拝殿の奥には御神木が聳えています。


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左は拝殿正面です。右は拝殿の内部です。


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御本殿です。装飾が素晴らしい。


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御本殿の後方には御神木の杉の巨木が聳えています。


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左は参道奥から楼門を望んだところです。社殿が参道に対し直角に配置されていることが判ります。右は仮殿です。国指定重文です。


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楼門の脇では「鹿島流居合斬り」が奉納されていました。真剣の迫力にしばし見とれていました。


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石畳が土の参道に変わるところに奉納品が置いてありました。流鏑馬の道具でしょうか。


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参道には幕が張られ、流鏑馬の準備が進んでいました。見たかったのですが午後2時からとのことで諦めました。


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流鏑馬の参道の突き当たりに奥宮(国指定重文)があります。元鹿島神宮の御本殿で、御祭神は武甕槌大神荒魂。徳川家康公の奉納とのことです。


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社殿正面です。


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三間社流造で一間の向拝を付しています。


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要石を目指して奥宮からさらに参道を進みます。深い森です。右は参道途中にあった御祭神と鯰の彫刻です。


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地震をおこす大鯰の頭をおさえていると言われる霊石です。「七日七夜掘っても掘り切れず」と伝えられる巨石で、わずかに頭頂部が露出しているとのことです。要石」は香取神宮にもあり、その2つは地中でつながっているとの伝承もあります。


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奥宮から参道を左に下ると御手洗池があります。鹿島神宮の森は大変広いです。


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清らかな清水が湧き出していました。


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再び拝殿前に戻ると「御田植祭」の準備が進んでいました。見学していきたかったですが、諦めて次を急ぎました。


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独特の細字の御朱印です。



・息栖神社
・旧社格:県社
・東国三社
・参拝日:2016年5月1日
息栖(いきす)神社は鹿島神宮、香取神宮とともに東国三社と呼ばれ古くから信仰を集めてきました。関東以北の人は伊勢に参宮すると「下三宮巡り」と称してこの三社を参拝したといわれています。御祭神は岐神(くなどのかみ)で、相殿に天鳥船神(あめのとりふねのかみ)、住吉三神を祀っています。天鳥船神は交通守護のご霊格の高い神様で、鹿島大神の御先導をつとめられた神様です。利根川沿いの大鳥居(一の鳥居)の両脇に設けられた二つの四角い井戸「忍潮井(おしおい)」が有名です。男瓶・女瓶と呼ばれる二つの井戸があります。


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社号標と鳥居です。鹿島神宮とは打って変わり、参拝者も少なく静かな雰囲気でした。


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神門です。朱が鮮やかです。


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参道の奥に拝殿です。


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拝殿正面です。扁額には龍の彫刻です。


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御本殿です。


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左は御神木の夫婦杉です。右は力石です。祭礼の際に若者たちが力比べをしたと伝えられています。


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利根川沿いにある「忍潮井(おしおい)」です。大きな鳥居の脇に小さな鳥居があり、男瓶・女瓶と呼ばれる二つの井戸があります。


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