春日大社
・旧社格:官幣大社、名神大
・春日神社の総本宮
・参拝日:2015年6月13日
20年に一度の式年造替の『国宝 御本殿特別公開と御仮殿特別参拝』が2015年6月30日まで延長になったとのことで、混雑覚悟で参拝してきました。御本殿を間近で拝見でき、有名な「獅子と牡丹」の実物も見ることが出来ました。また御仮殿・後殿・磐座なども見学することが出来ました。貴重な経験でした。
御祭神は武甕槌命(たけみかづちのみこと)、経津主命(ふつぬしのみこと)、天児屋根命(あめのこやねのみこと)、比売神(ひめがみ)の四柱の神様です。1300年前に奈良に都ができたころ、鹿島神宮から武甕槌命を御蓋山山頂浮雲峰に迎え、768年に今の地に創建されました。香取神宮から経津主命、また枚岡神社から天児屋根命・比売神を招き、祀ったのが始まりと言われています。
早朝の奈良公園付近です。朝日のなか、のどかに鹿が朝食を取っています。
神主さんに案内して貰える朝のお参りに参加しました。一之鳥居に6:30集合です。一之鳥居は国指定重文で日本三大木造鳥居の一つです。
左側は鳥居から延びる参道です。朝の清々しい空気が漂います。右側は若宮おん祭り御旅所です。
参道の馬出橋と馬止橋です。この間で馬による競走が行われるそうです。
飛火野です。奥に和歌で有名な御蓋山です。
二之鳥居と伏鹿手水所です。
参道には多くの石燈籠が奉納されています。左は珍しい鹿の台座です。右は朝日に照らされる石燈籠です。
一の鳥居から1.2kmを歩いて、やっと南門に到着します。国指定重文です。
南門をくぐると、正面に神拝所です。ここで参拝します。
神拝所から「砂ずりの藤」を望みます。
神拝所から林檎の庭を望みます。奥に名前の由来となった林檎の木が見えます。今は小さな実しかつかないそうです。
古い様子の手洗いです。右側は神拝所から望む中門・御廊です。特別公開は撮影禁止とのことで、外から撮りました。
中門・御廊のアップです。体をせり出して撮影しました。
左は南門前にある磐座です。右は朝の西回廊です。巫女さんが掃き掃除をしていました。
・『国宝 御本殿特別公開と御仮殿特別参拝』
朝のお参りに続いて、御本殿の特別公開に参加させていただきました。残念ながらすべて撮影禁止です。
・「御仮殿(おかりでん)」で参拝:「六面の御神鏡」が遷されています。
・「後殿(うしろどの)」参拝(140年ぶりの公開):後殿に佐軍神社、杉本神社、海本神社、栗柄神社、八雷神社、本殿脇に飛来天神社、手力雄神社が祀られています。
・御本殿裏の「磐座(いわくら)」拝見(初公開):御本殿の第一殿と第二殿の間にある「磐座」で今回が初公開とのことです。岩の表面を白い漆喰(しっくい)で塗り固めた小さな岩で、大きな水晶の結晶の塊のようでした。由来が不明とのことですが、御蓋山山頂と平城京大極殿を結ぶ線上にあるそうで、春日大社の大元かも知れないとのことでした。
・御本殿拝見:1mの近さで、有名な「春日造」を直接見学することが出来ます。「獅子と牡丹」や「神馬」の壁画を間近で見ることが出来ました。また四棟並んでいる本殿が、山の傾斜に沿って第一殿から第四殿に向かって床が少しずつ下がって調整されていました。朱が独特に濃い色で、大変高価なものだそうです。
・禁足地「御蓋山浮雲峰遥拝所」参拝:遥拝所は、浮雲峰から春日大社の御本殿を通り、平城京大極殿まで続く尾根線上にあるとのことです。神聖な雰囲気でした。
大変貴重な経験でした。
御本殿特別公開に続き、朝礼に参加させていただき、その後、宮司さんとともに摂社、末社の参拝に向かいました。位置関係が判る境内図です。
本宮遙拝所と三十八所神社です。
若宮神社で、結婚式が行われていました。若宮神社も春日大社の御本殿と同じく、特殊な朱を塗っているそうです。
夫婦大黒社です。御前立ち神像の特別公開がされていました。夫婦の大国様を初めて見ました。
左側は廣瀬神社と懸橋社です。右側は金龍神社です。
春日大社は第六十次式年造替の記念御朱印です。
金龍神社の龍の朱印がカッコ良いです。
コメント