下野の参拝神社へのリンク
・日光東照宮(日光市)
・大猷院(日光市)
・日光二荒山神社(日光市)
・本宮神社(日光市)
・中宮祠(日光市)
・宇都宮二荒山神社(宇都宮市)
・日光東照宮
・参拝日:2016年4月30日
世界遺産に登録されている日光東照宮は、徳川家康公を祀る神社です。全国にある東照宮の総本宮で、正式名称は「東照宮」ですが、他の東照宮と区別するために「日光東照宮」と呼ばれています。現在の社殿群は、そのほとんどが寛永13年3代将軍家光による「寛永の大造替」で建て替えられたものです。境内には国宝8棟、重要文化財34棟を含む55棟の建造物が並び、豪華絢爛な美しさは驚きです。参拝時は、残念ながら陽明門は「平成の大修理」の最中でした(終了予定:平成29年3月)。平成28年は御鎮座400年の記念の年でした。
GWの最中で大混雑が予想されるため、8時に東照宮と日光二荒山神社の間の駐車場に車を止めて、東照宮に向かいました。途中の風景です。
社号標と石鳥居です。多くの参拝者で混雑しています。石鳥居は九州筑前藩主・黒田長政公によって船で運ばれ奉納されたそうです。
石鳥居の左手に五重塔があります。五重塔は、慶安3年(1648)に小浜藩主酒井忠勝公によって奉納されました。
石鳥居を潜って進むと、正面に表門があります。表門には仁王が安置されています。
表門を潜ると絢爛な三神庫があります。陽明門が修理中のため、記念撮影は上神庫の前で行われていました。
上神庫の屋根下には「想像の象」の彫刻がほどこされています。
三神庫の反対側に神厩舎があります。神厩舎の長押上には猿の彫刻が8面あり、人間の一生が風刺されています。中でも「見ざる・言わざる・聞かざる」の三猿の彫刻が有名です。
有名な「見ざる・言わざる・聞かざる」の三猿の彫刻です。これが8面の中の一つとは知りませんでした。
幼いときは純真で周りの影響を受けやすいので、世の中の悪いことは見聞きせず、悪い言葉も使わせず、良いものだけを与えなさいとの教えだそうです。
左は母親が子供の明るい将来を見ています。次に「見ざる・言わざる・聞かざる」がきます。右は座った猿(未だ立っていない)です。孤独に耐えて将来を考えています。やがて立ち上がれば自立です。
左は、希望を持って上を見上げる青年期のイメージです。右は左側の猿が中央の猿の背に手を当て、友達を励ましているようです。
左は何か決断(結婚)を迫られているようです。右は二人で力を合わせれば人生の荒波も乗り越えられることを意味しているそうです。
結婚した二人が協力して荒波を乗り越え、平安な家庭環境を整え、子宝に恵まれ、親となり、最初の面の子育てへと巡っていき、永遠の生命が受け継がれていくことを示しています。非常に深い教えです。
左は銅鳥居です。陽明門は修理中で、カバーを被っています。残念。右は陽明門前の狛犬です。逆立ちしているようです。
修理中の陽明門です。木造であることが良く判ります。
陽明門修理中の特別公開の壁画です。右の松に巣ごもりの鶴」は217年ぶりの公開だそうです。修理が進むと壁画は隠れてしまいます。
陽明門から伸びる国宝の廻廊です。外壁には花鳥の彫刻が飾られています。いずれも一枚板の透かし彫りで、極彩色がほどこされています。
いずれも国宝の唐門と御本殿です。御本殿も一部修理中でした。
左は唐門の精巧な装飾です。右は唐門屋根上の龍虎です。
有名な左甚五郎作と伝えられている「眠り猫」です。牡丹の花に囲まれ日の光を浴び、うたたねをしているところから「日光」に因んで彫られたとも言われています。予想外に小さい彫刻でした。奥宮への坂下門の所にあります。
眠り猫の裏側に飾られた雀の彫刻です。猫の近くで遊ぶ雀は平和を表してるそうです。
坂下門近くの廻廊です。奉納された菰樽が凄い数です。
左は奥宮に続く坂下門です。右は奥宮に続く参道です。一枚板の石段です。
左は奥宮の鳥居です。右は鳥居横の御宝蔵です。青銅張りです。
奥宮の狛犬です。
奥宮の拝殿です。こちらも青銅張りの重厚な建物です。
左は叶杉、右は鋳抜門(いぬきもん)です。
奥宮の聖地、徳川家康公の神柩をおさめた宝塔です。
左は鳴龍で有名な本地堂(薬師堂)です。本当に龍の鳴き声が聞こえるようでした。右は御仮殿です。
東照宮の神橋です。
御遷座400年記念の御朱印帳です。
東照宮と奥宮の御朱印です。御鎮座四百年の朱印が押されています。
薬師堂(鳴龍)の御朱印です。
・大猷院
・参拝日:2016年4月30日
日光山輪王寺にある3代将軍家光の霊廟(れいびょう)で世界遺産に登録されています。大猷院とは家光の法号のことで、家康を深く尊敬していた家光の遺言により、4代将軍家綱によって建造されました。東照宮に比べて規模が小さく華やかさは抑えられていますが、建物は本殿、相の間、拝殿が国宝となっています。大猷院の建物は東照宮に向いて見守るように建っており、家康への家光の敬愛が感じられます。
大猷院の社号標と仁王門です。日光二荒山神社の隣にあります。GWで凄い参拝客です。
手水舎ですが、屋根の装飾が凄いです。
二天門です。国重文です。日光の境内で1番大きな門だそうですが、残念ながら修理中でした。一部綺麗な装飾が見られます。持国天、広目天の二天を安置しています。
夜叉門です。四体の夜叉が安置されており、霊廟を守っています。金の装飾が凄いです。
拝殿正面です。金と黒の装飾が重厚です。
左は夜叉門越しの拝殿です。夜叉門には牡丹の花が彫刻されており、別名【牡丹門】とも呼ばれるそうです。右は拝殿に飾られた白い龍です。
国宝の大猷院の本殿です。金の豪華さに圧倒されます。また大猷院では家康公の御位牌の特別公開(初公開)が行われており、しっかり参拝してきました。
家光公のお墓所がある奥の院の入口にある皇嘉門です。国指定重文です。明朝様式の竜宮造りで、別名竜宮門と呼ばれています。
左は境内から夜叉門への参道です。当時の大名が奉納した燈籠が多く並びます。右は展望所からの眺めです。こちらにも大名から奉納の石灯籠がたくさん並んでいます。大名の格によって奉納場所が決まっていたそうです。
・日光二荒山神社
・下野一宮
・旧社格:国弊中社・名神大社
・参拝日:2016年4月30日
二荒山神社(ふたらさんじんじゃ)は、1200年前から男体山(2486メートル)を御神体山として祀られた神社です。ご祭神は親子三神で、主祭神の大己貴命・妃神の田心姫命・御子神の味耜高彦根命が祀られています。当社は日光市内に三ヶ所(新宮、滝尾神社、本宮神社)、男体山山頂に奥宮、中禅寺湖畔に中宮祠、市内には本社が鎮座します。境内には、華厳の滝・いろは坂・日光連山が含まれ、日光国立公園の中枢をなす広大な神域を有します。
日光二荒山神社の初号標と鳥居です。鳥居の左側には大猷院があります。鳥居を潜り階段を上がると朱塗りの神門です。
こちらは東照宮側の社号標と楼門です。楼門越しに鳥居と社殿が望めます。
拝殿正面です。国指定重文で大きく重厚な建物です。
左は拝殿内部の様子です。右は神苑の日枝神社です。国指定重文です。
御神木の大杉です。樹齢約700年で、高さは約60mだそうです。
御本殿は修理中でした。
左は「化け灯籠」で刀傷のある銅製の燈籠です。右は本殿脇の石灯篭と八重桜です。
左は「二荒霊泉」です。知恵がつき、目の病気に効き、若返ると言われる「知恵の水」「酒の水」「若水」の3種類があります。右は朋友神社(みともじんじゃ)です。国指定重文です。
展示されていた「宝刀 大太刀 太郎丸」です。刃長179cmです。
神門越しの拝殿です。朱が綺麗です。
金色の神紋が押されています。
・本宮神社
・日光二荒山神社別宮
・参拝日:2016年4月30日
東照宮神橋の傍にある本宮神社です。本宮神社は二荒山神社の元宮とされています。御祭神は味耜高彦根命です。
東照宮の神橋です。この傍に本宮神社は鎮座しています。
社号標と鳥居です。川縁から丘を登ります。
拝殿正面です。
本殿です。国指定重文です。
立派な本殿です。
本殿の後方には四本龍寺の三重の塔と紫雲石があります。この辺りが日光の原点のようですが、参拝者も少なく、静かな聖地でした。
日光二荒山神社と同じスタイルの御朱印です。
・中宮祠
・日光二荒山神社別宮
・参拝日:2016年4月30日
中禅寺湖の北岸、男体山山麓に鎮座する日光二荒山神社・中宮祠です。男体山の山頂にある二荒山神社奥宮と、日光市内にある二荒山本社の中間にあるので中宮祠と呼ばれています。
中禅寺湖に向かう途中のいろは坂です。
華厳の滝と中禅寺湖です。
中宮祠の社号標と鳥居です。銅の鳥居は国重文です。
中門です。背景は男体山です。
拝殿です。国重文です。
本殿です。こちらも国重文です。
御社殿の右手にある、二荒山上奥宮への登拝口です。
登竜門と二荒山頂への登坂道です。
・宇都宮二荒山神社
・下野一宮
・旧社格:国弊中社・名神大社
・参拝日:2016年4月30日
宇都宮二荒山神社(うつのみやふたあらやまじんじゃ)は、宇都宮市の中心部、明神山(臼ヶ峰、標高約135m)山頂に鎮座しています。東国を鎮めたとする豊城入彦命を祭神として古くより崇敬されており、宇都宮は当社の門前町として発展してきました。
大鳥居と社号標です。神社はこんもりとした明神山頂に鎮座しています。
参道の階段上にある神門です。
拝殿正面です。参拝は夕方で、既に灯りがともっていました。
大きく立派な本殿です。
本殿横には女体宮が祀られています。
境内にある初辰稲荷神社と神楽殿です。
御朱印の受付は16時までとのことでギリギリアウトでしたが、ご厚意で頂けました。
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