2013年07月15日

金弊社 5社めぐり(各務原市)


金弊社5社めぐりの参拝神社へのリンク
・那珂手力雄神社(各務原市 )
・加佐美神社(各務原市 )
・村国神社(各務原市 )
・村國眞墨田神社(各務原市 )
・御井神社(各務原市 )



各務原市にある「加佐美神社(蘇原地区)」「村国神社(鵜沼地区)」「村国真墨田神社(鵜沼地区)」「御井神社(稲羽地区)」「手力雄神社(那加地区)」の5社は、「金幣社」という社格をもち、1000年以上の歴史と文化を伝える神社です。平成24年より正月に5社を巡る催しが始まりました。今回は正月ではありませんが、5社めぐりをしました。



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加佐美神社に掲示されていた5社めぐりの案内です。




・那珂手力雄神社
旧社格:郷社


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鳥居から参道です。織田信長が稲葉山城攻めの戦勝祈願を行い、戦勝後は広大な社領を寄進したことから、勝運・開運の神として有名だそうです。


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落ち着いた雰囲気の拝殿です。屋根の造形が美しいです。


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本殿です。多くの彫刻で飾られています。本殿軒下に飾られた大きな竜は圧巻です。


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左右の竜のアップです。今にも動き出しそうです。


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境内に子護薬師が祀られていました。神仏習合の名残と思われます。


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長森の手力雄神社の社印とはまったく違います。那珂の朱印が入っています。織田家の家紋「木瓜」の朱印も押されています。




・加佐美神社
旧社格:郷社、式内社


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鳥居から境内です。真っ直ぐな参道が拝殿まで続いています。


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国指定有形文化財の拝殿です。境内の真ん中で石組みの上にあります。


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さらに一段高いところに弊殿と本殿があります。石垣の上にある左右に大きな弊殿は圧巻です。こんなに立派な社殿があまり有名でないのが不思議です。弊殿も国指定有形文化財指定です。


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国指定有形文化財の本殿です。屋根が前側に長いのが特徴的です。木を活かした重厚な本殿です。


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弊殿横の社務所でいただきました。話し好きの神官さんで、各務原の古い神社について色々お話を伺いました。




・村国神社
旧社格:郷社、式内社


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村国神社は、飛鳥時代に天火明命と御子石凝老命を祭神として村国氏が創建し、後に壬申の乱で大海人皇子側で活躍した村国男依を合祀したと伝えられています。二の鳥居から拝殿を望みます。朱の橋が目立ちます。


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拝殿正面です。瓦屋根に村国社とあります。


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拝殿裏の長い石段を登ると、深い森の中に本殿があります。


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国指定重要民俗文化財の村国座です。村国神社の奉納する芝居(歌舞伎)を行なう場所として明治10年に完成したそうです。


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社務所は無人で、貼ってあった連絡先に電話したところ、禰宜の方がわざわざ車で来てくださいました。スタンプの御朱印ですが、わざわざ来ていただいたことに感謝です。




・村國眞墨田神社
旧社格:郷社、式内社


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美濃国一宮の南宮大社の主神「金山彦命」と尾張国一宮の真清田神社の主神天火明命を合祀して創建され、その後に村国男依を祭神として合祀して現在の社名になったそうです。社号、鳥居から境内を望みます。氏子の方が何か相談されていました。


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境内から一段高いところに拝殿があります。


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社務所は閉まっていましたが、境内におられた氏子さんに宮司宅を教えていただき、御朱印をいただくことができました。




・御井神社
旧社格:式内社


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鳥居から境内です。近所のお婆さんがお孫さんと遊んでいました。


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拝殿正面です。こぢんまりしていますが、均整のとれた神社らしい建物です。


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本殿の屋根です。屋根が2重になって複雑な形となっています。


社務所は閉まっていましたが、連絡先に電話したところ、後日御朱印を送っていただけるとのことでした。届きましたら掲載します。


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少し時間がかかりましたが氏子総代の方から送っていただきました。丁寧に書かれた御朱印と思います。

posted by 五郎太夫 at 11:52| Comment(0) | 美濃

2013年07月06日

美濃編(岐阜県)


美濃の参拝神社へのリンク
・南宮大社(不破郡垂井町 )
・伊富岐神社(不破郡垂井町 )
・御首神社(大垣市 )
・長良天神社(岐阜市 )
・岐阜護国神社(岐阜市 )
・手力雄神社(岐阜市 )




・南宮大社
旧社格:国弊大社
美濃一宮


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美濃一宮の南宮大社の大鳥居です。新幹線の路線脇に車道をまたいで立っています。


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石輪橋越しの楼門です。楼門含め多くの建物が国の重要文化財に指定されています。


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境内中心の高舞殿です。朱色が鮮烈です。南宮大社は関ヶ原の戦いで焼失したものを、春日局の願いにより徳川家光が再建したそうです。


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拝殿と回廊です。


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回廊から望める本殿です。こちらは一転して落ち着いた雰囲気です。


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太く優しい墨書です。




・伊富岐神社(御朱印無し)
旧社格:県社
美濃二宮


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美濃二宮の伊富岐神社です。太鼓橋から拝殿を望みます。伊吹山は見えませんが緑に包まれた神社です。


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拝殿脇に杉の大木があります。幹は途中から4本に分かれています。社殿は関ヶ原の戦いで焼失しましたが、この杉は生き残ったそうです。


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拝殿から本殿です。本殿の屋根が赤いのが少し異質です。


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境内入り口横にある摂社です。木の祠のようです。石灯籠が特徴的です。


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たまたま神社に来られた関係者の方(社殿でハクビシンが捕まり様子を見に来たそうです)に聞いたところ、御朱印は無いそうです。代わりにこのパンフレットをいただきました。関係者の方曰く、古くは伊富岐神社が美濃一宮でしたが、その後南宮大社との争い敗れて二宮になったそうです。伊吹山を遙拝するこの神社ではありそうな話に思えました。




・御首神社
旧社格:村社


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鳥居から境内です。多くの幟が立てられていました。御首神社は、平将門のさらし首にされた首が、京から関東に飛んで帰るところを南宮大社の祭神が弓矢で射抜き、落ちたところに御首神社を祀ったそうです。


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手水舎の様子です。古くは井戸水を用いていたようです。


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拝殿正面です。境内には多くの帽子が奉納されていました。


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摂社の神明神社(天照大神)です。神社前の意味ありげな組石が気になります。


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祭神名はスタンプでしたが、丁寧に押していただきました。




・長良天神神社
旧社格:


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岐阜市の北、長良川の畔にある神社です。参道から見た神門です。大きな木に囲まれています。


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境内奥に拝殿があります。広い境内で駐車場にもなっていました。拝殿横には大きな枝垂れ桜があります。


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拝殿内を撮影させていただきました。色とりどりに描かれた天井の絵にビックリです。畳の拝殿も珍しいです。


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賽銭箱に据えられた神紋です。木目が良い味を出しています。


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拝殿脇のなで牛です。子連れで、乳をやっています。子連れのなで牛は初めて見ました。


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長良天神神社の御朱印帳です。長良川がデザインされています。ピンクが少し派手ですが綺麗な御朱印帳です。


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御祭神の墨書が変わっています。





・岐阜護国神社
旧社格:


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金華山の麓、長良川の畔に鎮座します。境内からは山頂の岐阜城も臨めます。鳥居から境内です。


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左右均整のとれた重厚な拝殿です。狛犬が変わっています。


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境内に河童堂が祀られており、その前の神田です。河童ののんびりした姿に癒やされます。


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墨書は素晴らしいです。朱印が薄いのが残念です。




・手力雄神社
旧社格:郷社


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かつての交通の要所である岐阜市長森に鎮座する手力雄神社です。鳥居から境内を臨みます。参道の両脇には多くの狛犬が奉納されています。


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拝殿正面です。非常に綺麗な社殿で、平成20年新築だそうです。


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拝殿内を撮影させていただきました。木が瑞々しく、木の匂いがしそうです。木造の新築は良いですね。


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奉拝が真ん中に大きく書かれている御朱印は初めてです。

posted by 五郎太夫 at 22:57| Comment(0) | 美濃

2013年07月02日

三社まいり(岐阜市)


三社まいりの参拝神社へのリンク
・伊奈波神社(岐阜市)
・橿森神社(岐阜市)
・金神社(岐阜市)



岐阜市の伊奈波神社は五〇瓊敷入彦命を主祭神とし、金神社は渟熨斗姫命を祀り、その間に生まれた子が橿森神社の主祭神である市隼雄命といわれています。これらの神社が親子関係であることから、江戸時代からこの三社をまわることが、「夫婦円満」「家内安全」「子宝」のお参りとして知られているそうです。




・伊奈波神社
旧社格:国弊小社・式内社
美濃三宮


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金華山の山麓に鎮座する伊奈波神社です。鳥居から楼門を臨みます。緑深い神社で、ひっきりなしに参拝者が来ていました。


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神橋越しの楼門です。重厚な造りの楼門は一段高いところにあります。


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楼門をくぐると、さらに一段高いところに神門があります。石段の左側に烏帽子岩と御足台石が祀られています。


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神門から先は入れません。神門から見た重厚な拝殿です。神門内は工事中で、白いシートに覆われていました。


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肩の力の抜けた、サラサラと書かれた御朱印です。




・橿森神社
旧社格:


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朱の鳥居から境内を臨みます。上加納山に張り付くように鎮座しており、一段高いところに社殿があります。


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社殿正面です。本殿と拝殿が一体になっているようです。


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境内には織田信長公を祭る建勲神社が祀られていました。


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社殿裏山には、神が駒に乗ってこの地に下り、岩に爪跡を残したと言われる駒爪岩があります。


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なかなかの達筆です。大きな朱印もしっかり押していただきました。お気に入りの御朱印の一つです。朱印の上部の半円は馬蹄を表しているそうです。話し好きの宮司さんで、三社まいりについて詳しくお聞きしました。




・金神社
旧社格:県社


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岐阜市の街中にある金神社です。駐車場がないかと心配しましたが、市営駐車場の隣に参拝者用が用意されていました。


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拝殿正面です。鮮やかな朱が目立ちます。三社まいりの神社は、どこも参拝の鈴がありませんでした。


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拝殿内を撮影させていただきました。拝殿内は明るく、赤と白のコントラストが見事でした。


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本殿裏には摂社が並んで祀られています。こちらは落ち着いた雰囲気です。


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神紋が金色です。さすが金神社と納得です。

タグ:井奈波神社
posted by 五郎太夫 at 22:25| Comment(0) | 美濃